楽天VTIはやめとけ?結論と後悔する人の共通点5つ
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「楽天VTIはやめとけ」と検索したあなたは、今から買って後悔しないか、S&P500やオルカンの方が正解なのか、信託報酬や米国集中リスクは致命的なのかを短時間で整理したいはずです。
この記事では、楽天VTIが「やめとけ」と言われる典型論点を先に棚卸しし、向く人・向かない人、失敗しやすい共通点5つ、他商品(S&P500・オルカン・eMAXIS Slim等)との比較、利回りシミュレーション、買い方までを一気通貫で解説します。
結論だけでなく「なぜそう言えるか」まで書くので、あなたの投資目的に照らして納得して判断できる状態を目指します。
楽天VTIはやめとけ?結論|おすすめできる人・やめた方がいい人
楽天VTIは「全米株式に広く分散し、長期で米国の成長を取りに行く」目的なら有力候補です。
一方で、世界分散を最優先したい人、コスト最小化に強いこだわりがある人、短期の値動きに耐えられない人には「やめとけ」と言われやすい商品でもあります。
つまり楽天VTIが悪いのではなく、目的とリスク許容度に合わない買い方をすると後悔しやすい、というのが結論です。
この章では、ネット上の評判で繰り返される論点を整理し、楽天VTIの中身と、向く人・向かない人を明確にします。
「楽天vti やめとけ」と言われる理由を先に整理(評判・P5の論点)
検索上位で多い「やめとけ」論点は、だいたい次の5つに集約されます。
①信託報酬がS&P500系の最安投信より高めに見える
②投資先が米国のみで地域分散が弱い
③為替の影響が大きく円高で成績が悪化し得る
④人気ランキングや過去リターンだけで買うと高値掴み・狼狽売りになりやすい
⑤分配金(配当)まわりの理解不足で期待と現実がズレる
です。
重要なのは、これらは「楽天VTI固有の欠陥」というより、全米株式インデックス投資全般に付いて回る性質も多い点です。
だからこそ、あなたが何を優先するか(コスト、分散、税制、手間、値動き耐性)を先に決めるほど、後悔は減ります。
楽天VTI(楽天・全米株式インデックス・ファンド)の概要:対象指数・銘柄・投資信託とETFの違い
楽天VTIは正式名称を「楽天・全米株式インデックス・ファンド」といい、米国株式市場全体(大型〜小型)への分散投資を目指す投資信託です。
実務的には、米国ETFのVTI(バンガード・トータル・ストック・マーケットETF)等を通じて、米国株式を“まるごと”保有する設計だと理解するとイメージしやすいです。
投資信託は1日1回の基準価額で売買し、100円から積立でき、自動買付や分配方針(再投資型)など「続けやすさ」が強みです。
一方ETFは株と同じように市場でリアルタイム売買でき、保有コストが低い場合もありますが、買付単位・手数料・配当の受け取りと再投資の手間が増えがちです。
楽天VTIは「ETFの中身を、投信の使いやすさで持つ」タイプだと捉えると判断しやすくなります。
結論:楽天VTIが向く投資家/向かない投資家(資産形成・リスク許容度・目的)
楽天VTIが向くのは、米国の成長を信じ、10年以上の長期で積立し、途中の下落を受け入れられる人です。
特に「S&P500よりも投資範囲を広げたい(小型株も含めたい)」「投信で自動積立したい」「新NISAで米国株比率を高めたい」人には相性が良いです。
逆に向かないのは、世界分散を最優先したい人(米国一強が崩れた時の不安が大きい人)、コストを1bpでも削りたい人、短期で成果を求める人、下落時に売ってしまう人です。
迷う場合は「全世界(オルカン)を軸にして、米国比率を上げたい分だけ楽天VTIを足す」など、目的に沿った配分にすると納得感が出ます。
後悔する人の共通点5つ|楽天VTIで失敗しやすいパターン
楽天VTIで後悔する人は、商品選び以前に「買い方・持ち方・枠の使い方」でつまずくケースが目立ちます。
全米株式は長期では期待リターンが高い一方、短期では普通に大きく下がります。
その揺れに耐える設計(資金計画、積立設定、NISA枠、売却ルール)がないと、良い商品でも失敗体験になりやすいです。
ここでは、検索上位でも繰り返し語られる“やめとけ”の背景を、後悔パターンとして具体化します。
共通点① 利回りだけで選ぶ:10年・20年のリターンを過信
過去10年・20年の米国株リターンが強かったことから、「年率○%で増えるはず」と利回りを固定で考えてしまう人は危険です。
インデックス投資の期待リターンは“平均”であり、毎年同じように増えるわけではありません。
例えば、数年単位でマイナスが続く局面もあり、その後に大きく回復して平均に近づくことがあります。
利回りだけで楽天VTIを選ぶと、下落局面で「話が違う」と感じて売却し、最も避けたい“安値売り”につながります。
対策は、リターンではなく「目的(老後資金・教育費など)」「期間」「毎月の積立額」「下落時も継続できるか」で商品を選ぶことです。
共通点② 下落相場で売却:年初来の値動き・チャートを見て握れない
楽天VTIに限らず、株式比率が高い商品は下落相場で含み損になりやすく、チャートを見て不安が増幅します。
特に「年初来マイナス」「ニュースで米国景気後退」などの情報が重なると、積立を止めたり、売却して現金化したくなります。
しかし長期積立の本質は、下落局面でこそ安く多く口数を買える点にあります。
握れない人は、そもそも株式100%に近い設計が合っていない可能性が高いです。
債券や現金比率を増やす、オルカンにして地域分散の心理的負担を下げる、積立額を下げるなど、続けられる形に調整するのが現実的です。
共通点③ コストを見落とす:信託報酬・手数料・実質コストをチェックしない
「楽天VTIは信託報酬が高いからやめとけ」という意見は、比較対象が最安クラスのS&P500投信であることが多いです。
ただし投信のコストは信託報酬だけでなく、監査費用や売買コスト等を含む“実質コスト(総費用)”で見る必要があります。
また、ETFを自分で買う場合は売買手数料、為替手数料、配当の再投資コストなど、別の形でコストが発生します。
コストを見落として「なんとなく人気だから」で買うと、後から比較して不満が出やすいです。
対策は、同カテゴリ(全米・S&P500・全世界)で、信託報酬と実質コスト、運用の安定性(追随度)をセットで確認することです。
共通点④ 新NISAの枠設計ミス:つみたて・成長投資枠の使い分けが曖昧
新NISAでは、つみたて投資枠と成長投資枠をどう使うかで、運用のしやすさが大きく変わります。
よくある失敗は、枠の目的を決めずに楽天VTIを成長投資枠で一括購入し、直後の下落でメンタルが崩れるパターンです。
また、iDeCoとNISAの役割分担が曖昧だと、資金拘束(iDeCoは原則60歳まで引き出せない)とリスク資産比率が噛み合わず、途中で資金繰りが苦しくなることもあります。
対策は、生活防衛資金を確保した上で、つみたて枠は“自動で淡々と買う枠”、成長枠は“方針が固まった上での追加枠”と役割を分けることです。
楽天VTIは積立向きなので、枠設計と相性は良い反面、設計ミスがあると後悔が目立ちます。
共通点⑤ 分配金/配当金の理解不足:分配コース・毎月分配の誤解
楽天VTIは、値上がり益と内部での再投資(ファンド内での運用)を重視するタイプで、毎月分配で現金が出てくる商品とは性格が違います。
そのため「配当金が毎月ほしい」「分配金で生活費を補いたい」という目的の人が買うと、期待とズレて不満になりがちです。
また、分配金は“利益の分け前”に見えますが、元本を取り崩して出しているだけのケースもあり、分配=得とは限りません。
資産形成期は、分配を受け取るよりも非課税枠で再投資される設計の方が合理的なことが多いです。
将来の取り崩し期に入ったら、定期売却(必要額だけ売る)で“自分で分配を作る”発想の方がコントロールしやすいです。
楽天VTIのメリット|全米株式で成長を取りに行く強み
「やめとけ」論点が目立つ一方で、楽天VTIが長く支持されてきたのは、全米株式という投資対象の強さと、投信としての使いやすさが両立しているからです。
特に、米国株の成長を広く取り込みたい人にとって、個別株よりも失敗確率を下げやすいのがインデックスの利点です。
ここでは、楽天VTIの“買う理由”をメリットとして整理します。
全米(米国株)を広くカバー:大型〜小型まで分散し「成長」を狙える
S&P500は米国の代表的な大型株中心ですが、全米株式はそれに加えて中小型株まで含め、より広い市場をカバーします。
将来の成長企業が最初から大型株とは限らない以上、最初から市場全体を持つ設計は合理的です。
また、銘柄数が多いほど個別企業の不祥事や業績悪化の影響が薄まり、長期投資でのブレを抑えやすくなります。
「米国株に投資したいが、どの企業が勝つかは分からない」という前提に立つなら、全米を丸ごと持つのは王道の選択肢です。
楽天VTIはその全米分散を、投信の形で手軽に実現できる点が強みです。
インデックスファンドの王道:長期・積立で複利を活かす
インデックス投資の強みは、当たり外れの大きい銘柄選びを避け、市場平均の成長を取りに行けることです。
長期で見れば、売買を繰り返すよりも、低コストで保有し続ける方が成果につながりやすいという研究・実務の知見も多くあります。
楽天VTIは、積立で買い増ししやすく、複利(運用益がさらに運用される効果)を活かしやすい設計です。
特に資産形成期は、分配金を受け取って使うより、非課税枠で運用を継続する方が資産が伸びやすい傾向があります。
「派手さはないが、再現性が高い」ことがインデックスファンドの価値であり、楽天VTIもその文脈で評価できます。
楽天証券×積立の相性:投信の自動買付で続けやすい
投資で最も難しいのは、商品選びよりも「続けること」です。
楽天証券で投信積立を設定してしまえば、毎月自動で買付され、相場を見て悩む回数を減らせます。
これは、下落時に感情で売ってしまうリスクを下げる実務的なメリットです。
また、積立は高値の月も安値の月も買うため、購入単価が平準化されやすく、タイミング投資の失敗を避けやすいです。
楽天VTIは投信なので、ETFのように指値や成行、約定タイミングを気にせず、生活に組み込みやすい点が評価ポイントになります。
本家VTIとの関係:バンガードVTI連動の考え方とETFとの比較
楽天VTIは、実質的に米国ETFのVTI(バンガード)を通じて全米株式に投資する発想に近い商品です。
ただし、投信とETFは“同じ中身でも体験が違う”ため、どちらが得かは一概に決まりません。
ETFは保有コストが低い場合がある一方、配当の受け取り・再投資、売買手数料、為替コストなどの管理が必要です。
投信は信託報酬が上乗せされやすい反面、少額積立・自動化・再投資の手間削減という利便性があります。
「コスト最優先で自分で管理できる人はETF」「手間を減らして継続したい人は投信(楽天VTI)」という整理が現実的です。
| 比較軸 | 楽天VTI(投信) | VTI(米国ETF) |
|---|---|---|
| 買付 | 100円から積立しやすい | 株数単位で購入 (証券会社仕様に依存) |
| 売買タイミング | 1日1回の基準価額 | 市場でリアルタイム |
| コストの見え方 | 信託報酬+実質コスト | 経費率+売買/為替等の実務コスト |
| 配当の扱い | ファンド内で再投資が基本 | 配当受取→再投資は自分で実行 |
楽天VTIのデメリットと注意点|「やめとけ」と言われる核心
楽天VTIの弱点は、主に「米国に賭ける構造」と「コスト・税・為替の複合要因」にあります。
これらは短期では見えにくい一方、長期では効いてくるため、買う前に理解しておくほど後悔が減ります。
ここでは“やめとけ”の核心になりやすい注意点を、対策とセットで解説します。
米国集中リスク:世界分散(オルカン)との違いと見通し
楽天VTIは全米株式なので、地域分散は米国内に限定されます。
米国企業はグローバルに稼いでいるとはいえ、株価の主因は米国市場の評価、米国の金利・景気・政策に寄ります。
一方オルカン(全世界株式)は、米国比率が高い時期でも、欧州・新興国なども含めて地域分散が効きます。
今後も米国が強いと信じるなら楽天VTIは合理的ですが、「どの国が勝つか分からない」前提ならオルカンの方が心理的にも続けやすいです。
結局は、あなたが“集中でリターンを狙う”のか、“分散でブレを抑える”のかの選択になります。
為替・税制の落とし穴:米国資産の値動きと非課税制度の使い方
米国株投資は、株価変動に加えて為替(円高・円安)の影響を受けます。
円安なら円換算の評価額が押し上げられますが、円高に振れると株価が上がっても円換算で伸びにくいことがあります。
また、課税口座では分配や売却益に税金がかかり、複利効果が削られます。
新NISAの非課税枠を使うと、売却益が非課税になり、長期の資産形成では差が出やすいです。
為替は予測が難しいため、対策は「時間分散(積立)」「過度な一括投資を避ける」「非課税枠を優先する」という基本に集約されます。
コスト/運用の比較ポイント:信託報酬だけでなく総費用を確認
楽天VTIを検討するなら、信託報酬の数字だけで即断しないことが重要です。
同じ全米株式でも、投資対象(ETFの違い)、運用の追随度、実質コスト、為替ヘッジの有無などで体感が変わります。
また、S&P500の最安投信と比べると、楽天VTIはコスト面で見劣りする局面があるため、「全米にする価値(小型株まで含めたい等)」が自分にあるかを確認すべきです。
チェックのコツは、月次レポートや運用報告書で、信託報酬に加えて“その他費用”やベンチマークとの差(トラッキングエラー)を見ることです。
コストは小さく見えて、長期では確実に効くため、買う前の比較が後悔を減らします。
人気ランキングに流される危険:自分の戦略と合うか
楽天VTIは人気が高く、ランキング上位に出やすい商品です。
しかし人気は「あなたの目的に合う」ことの証明ではなく、単に資金流入が多いという事実にすぎません。
ランキングで買うと、相場が良い時に買い、悪い時に不安になって売るという“逆張りならぬ逆積立”になりがちです。
戦略としては
①投資目的
②投資期間
③毎月の積立額
④売らないためのルール(生活防衛資金、リスク資産比率)
を先に決め、その戦略に合う商品として楽天VTIを選ぶ順番が安全です。
商品選びは最後でよく、戦略が先です。
楽天VTI・S&P500・オルカン徹底比較|どっちが正解?
「楽天VTIかS&P500か、オルカンか」は、投資初心者が最も迷う分岐です。
正解は一つではなく、あなたが何を優先するかで変わります。
ここでは、分散範囲・リスク・コスト・目的適合の観点で、選びやすい形に整理します。
楽天VTIとS&P500はどっち:分散範囲・成長性・リスクを比較
楽天VTIは全米(大型〜小型)まで含むのに対し、S&P500は米国大型株中心です。
小型株まで含めたい、米国市場をより“丸ごと”持ちたいなら楽天VTI寄りになります。
一方で、S&P500は代表指数として情報が多く、低コスト投信の選択肢が豊富で、コスト最優先ならS&P500が有利になりやすいです。
リスク面ではどちらも米国集中であり、短期の下落耐性は大差ないと考えるのが現実的です。
迷うなら「コストと分かりやすさでS&P500」「投資範囲の広さで楽天VTI」という軸で決めるとブレません。
楽天VTIとオルカンの違い:全米 vs 全世界の資産配分
楽天VTIは米国100%(株式)に近い設計で、オルカンは全世界に分散します。
オルカンも米国比率が高い時期はありますが、構造としては“世界の時価総額に合わせて分散”するため、米国一強が崩れた局面でも地域分散が効きます。
その代わり、米国が突出して強い局面では、米国集中の方が成績が良く見えることがあります。
つまり、楽天VTIは「米国に賭ける」色が濃く、オルカンは「勝ち馬が変わってもついていく」設計です。
投資を続ける上で不安が大きい人ほど、オルカンの方が継続しやすい傾向があります。
eMAXIS Slim(S&P500/オルカン)との選択:低コスト投信と比較
比較でよく出るのが、eMAXIS SlimシリーズのS&P500やオルカンです。
一般に低コスト競争が強く、信託報酬面で優位になりやすいのが特徴です。
楽天VTIを選ぶなら「全米(小型株含む)に投資したい」という目的が明確か、コスト差を納得できるかがポイントになります。
逆に、投資対象がS&P500でよい、または全世界でよいなら、低コスト投信を選ぶ合理性は高いです。
最終的には、指数(全米・S&P500・全世界)を先に決め、その上で同指数の中でコストと運用の安定性を比較する順番が失敗しにくいです。
| 項目 | 楽天VTI | S&P500投信(例:eMAXIS Slim) | オルカン(例:eMAXIS Slim) |
|---|---|---|---|
| 投資対象 | 全米(大型〜小型) | 米国大型株中心 | 全世界(米国比率高め) |
| 分散 | 米国内で広い | 米国内でやや狭い | 地域分散が広い |
| コスト傾向 | S&P500最安より高めになりやすい | 低コスト競争が強い | 低コスト競争が強い |
| 向く人 | 米国市場を丸ごと持ちたい | 米国大型で十分・コスト重視 | 迷うなら世界分散で続けたい |
高配当株と迷う人へ:配当狙いとインデックス投資の目的差
高配当株は「配当金が入る」分かりやすさが魅力ですが、配当は課税や減配リスクがあり、銘柄選定の難易度も上がります。
一方、楽天VTIのようなインデックス投資は、配当を目的にするというより、企業価値の成長を市場平均で取りに行く発想です。
資産形成期は、配当を受け取って使うより、非課税枠で再投資される形の方が資産が増えやすいことが多いです。
「今すぐのキャッシュフローが必要」なら高配当の検討余地はありますが、目的が老後資金の最大化ならインデックスの方がシンプルで再現性が高いです。
迷う人は、目的を“配当生活”なのか“資産最大化”なのかで切り分けると判断が早くなります。
楽天VTIとS&P500を両方買うのはアリ?重複と最適解
「楽天VTIもS&P500も両方買えば分散になる」と考える人は多いですが、実際は米国株の中で大きく重複します。
両方買うこと自体が悪いわけではないものの、目的が曖昧だと“管理が増えるだけ”になりやすいです。
この章では、重複の現実と、両方買うならどう設計すべきかを整理します。
「両方買う」と何が起きる:銘柄の重複と分散効果の現実
S&P500は全米株式の中でも時価総額の大きい上位企業が中心で、全米株式(楽天VTI)の中核部分と大きく重なります。
そのため、両方買っても「米国大型株の比率がさらに高まる」だけで、地域分散が増えるわけではありません。
分散を増やしたいなら、米国以外(全世界、先進国、新興国)や資産クラス(債券など)を組み合わせる方が効果的です。
両方買うのが意味を持つのは、「全米を軸にしつつ、あえて大型株比率を上げたい」など、比率調整の意図がある場合です。
意図がないなら、どちらか一本化した方が管理もシンプルで、継続しやすいです。
ポートフォリオ設計例:VTI+S&P500+オルカンの考え方
設計の基本は、まずコア(軸)を決め、サテライト(補助)で比率調整することです。
例えば、コアをオルカンにして世界分散を確保し、米国比率を上げたい分だけ楽天VTIを足す、という形は目的が明確です。
逆に、コアを楽天VTIにして米国集中で行き、地域分散が欲しければオルカンを少し足す、という考え方もあります。
S&P500を足すのは、米国大型株をさらに厚くしたい場合に限って意味が出ます。
重要なのは、商品名ではなく「最終的に米国比率・世界比率をどうしたいか」を数字で決めることです。
| 目的 | コア | サテライト例 | 意図 |
|---|---|---|---|
| 迷うのでまず分散 | オルカン | 楽天VTIを少量 | 米国比率を上乗せ |
| 米国成長を最優先 | 楽天VTI | オルカンを少量 | 地域分散を少し追加 |
| 大型株を厚くしたい | 楽天VTI | S&P500を少量 | 米国大型株比率を上げる |
初心者の結論:一本化するならどれ?判断基準を明確化
初心者が一本化するなら、判断基準は「続けられるか」と「後からブレないか」です。
米国集中が不安ならオルカン、米国に賭けると決められるなら楽天VTI、米国大型で十分かつコスト重視ならS&P500、という整理が分かりやすいです。
そして、どれを選んでも“積立を継続し、暴落で売らない”方が成果に直結します。
迷いが強い人ほど、オルカンのような世界分散の方が心理的に握りやすく、結果的に成功確率が上がることがあります。
逆に、米国比率を高めたい明確な理由があるなら、楽天VTI一本化も十分に合理的です。
利回りシミュレーション|楽天VTIは10年・20年で増える?
楽天VTIの将来リターンは確定しませんが、前提を置いた試算をすると「どれくらいブレるか」「どの程度の積立が必要か」を現実的に把握できます。
ここでは、よくある積立条件で、年率別に10年・20年の資産額をシミュレーションします。
数字はあくまで概算であり、将来の成果を保証するものではありません。
それでも、利回りを過信せず、下振れも織り込むための材料として役立ちます。
シミュレーションの前提:利回り・積立額・期間(10年/20年)を入力して試算
前提は「毎月3万円を積立」「期間は10年と20年」「年率リターンは3%・5%・7%の3パターン」で試算します。
年率は、保守〜標準〜強気の幅を持たせるための仮置きです。
実際の市場は年ごとの上下が大きいので、ここでは複利計算の概算として捉えてください。
また、税金は新NISA等の非課税で運用できる前提に近い形(税引き前のイメージ)で示します。
課税口座のみで運用する場合は、売却益課税等で手取りが目減りする可能性があります。
想定リターン別の結果:年率別に資産がどう増えるか
毎月3万円の積立だと、元本は10年で360万円、20年で720万円です。
年率が上がるほど複利で差が広がり、20年では特に差が大きくなります。
ただし、年率7%のような数字を“毎年確実に”得られるわけではなく、途中で大きな下落を挟むのが普通です。
だからこそ、結果の数字よりも「長期ほど複利が効く」「下振れケースでも続けられる積立額にする」という学びが重要です。
| 前提(毎月積立3万円) | 10年後(概算) | 20年後(概算) |
|---|---|---|
| 年率3% | 約419万円 | 約984万円 |
| 年率5% | 約466万円 | 約1,233万円 |
| 年率7% | 約522万円 | 約1,548万円 |
| 元本(参考) | 360万円 | 720万円 |
暴落ケースも検証:下落局面の回復期間と積立の強さ
株式投資では、リーマン級・コロナ級の急落のように、短期間で大きく下がる局面が定期的に起こります。
このとき一括投資だと含み損が精神的に重くなりますが、積立は下落中も買い続けることで平均取得単価を下げやすいです。
回復期間は相場次第で読めませんが、長期投資では「回復を待てる時間」が最大の武器になります。
逆に、数年以内に使う予定の資金(住宅頭金など)を楽天VTIに入れると、暴落時に取り崩しが必要になり、損失確定のリスクが高まります。
暴落対策の本質は、商品ではなく資金の時間軸を分けることです。
楽天証券で楽天VTIを買う方法|注文手順とつみたて設定
楽天VTIは投資信託なので、楽天証券の画面から検索してそのまま購入・積立設定ができます。
ここでは、初心者がつまずきやすいポイント(口座準備、NISA枠の選択、積立とスポットの使い分け)を含めて手順を整理します。
操作画面はアップデートで変わることがありますが、流れは共通です。
「一度設定して放置できる状態」を作るのが、長期投資では最も重要です。
事前準備:楽天証券の口座開設・パスワード・アプリでの確認
まず楽天証券の総合口座を開設し、ログインID・パスワードを安全に管理します。
二段階認証などのセキュリティ設定は、面倒でも必ず有効化してください。
次に、NISAを使うならNISA口座の開設(または金融機関変更)が必要です。
楽天証券のアプリやWebで、口座区分(特定/一般/NISA)や、積立設定の状況を確認できるようにしておくと、後のミスが減ります。
入金方法(銀行連携、定期入金など)も先に決め、積立日に残高不足にならない仕組みを作るのがコツです。
積立設定:つみたて/NISA枠での設定とスポット購入の使い分け
長期の資産形成なら、基本は積立設定が中心になります。
新NISAのつみたて投資枠で対象になっている場合は、まずつみたて枠で毎月の自動買付を作ると、相場に振り回されにくいです。
成長投資枠は、ボーナス月の追加や、方針が固まった後のスポット購入に使うと管理しやすくなります。
スポット購入を多用すると、結局タイミング投資になりやすいので、ルール(例:年1回だけ追加、下落時だけ追加など)を決めておくとブレません。
積立日設定の注意点は、残高不足で買付が止まる事故を防ぐのが実務的に重要です。
購入後の運用:分配コース確認・定期チェック・売却判断
購入後は、分配コース(受取型/再投資型などの扱い)を確認し、資産形成期は基本的に再投資の考え方で運用します。
チェック頻度は高すぎると不安が増えるため、月1回〜四半期に1回程度で十分なことが多いです。
見るべきは短期の損益よりも、積立が継続できているか、資産配分が想定からズレていないか、生活防衛資金が確保できているかです。
売却判断は「目的達成(使う時期が来た)」「リスクが取りすぎになった」「投資方針が変わった」など、ルールベースで行うと後悔が減ります。
相場ニュースでの衝動売りは、最も避けたい行動です。
VTI系ファンドの選択肢:インデックスファンドの比較ポイント
VTI系(全米株式)に投資する投信は、楽天VTI以外にも複数存在し、運用会社や連動対象、コストが異なります。
比較ポイントは
①連動指数(全米のどの指数か)
②信託報酬
③実質コスト
④純資産総額(規模が小さすぎないか)
⑤ベンチマークへの追随度
です。
同じ“全米”でも、微妙に中身が違うことがあるため、商品名だけで判断しないのがコツです。
また、最安コストだけを追うより、長期で安定運用されているか(資金流入、運用体制)も合わせて見ると安心です。
最終的には、あなたの投資方針(全米で行くのか、世界分散にするのか)を先に決めることが最重要です。
こちらの記事では、楽天VTIの信託報酬について詳しく解説しています。
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※投資は自己責任でお願いいたします。
本記事の情報を参考にして発生したいかなる損失・損害について、筆者は一切の責任を負いかねますので、ご了承ください。
