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VTIだけでいい?結論と唯一の落とし穴を解説

あお



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「vti だけでいい」と検索したあなたは、おそらく“結局なにを買えばいいのか”を最短で知りたいはずです。

この記事では、全米株式ETFの代表格VTIを「1本で完結させる」考え方がどんな人に向くのか、逆にどこに落とし穴があるのかを、結論から整理します。

さらに、VTIのメリット・リターンの見方・為替や地域集中のリスク、楽天VTI(投資信託)との違い、新NISAでの使い方まで、迷いが減るように具体的に解説します。

目次
  1. 結論:VTIだけでいい?向いている人・向かない人の最短回答
  2. VTIのメリット:インデックス・ファンドとして強い理由
  3. VTIの年率リターンと利回り:過去10年・20年で何が起きた?
  4. 唯一の落とし穴:VTI“だけ”のリスクを分解
  5. 「楽天VTIはやめとけ」と言われる理由と、本当のメリット/デメリット
  6. VTI ETF vs 投資信託:どっちがいい?
  7. VTIとS&P500を比較:構成・リターン・リスクの違い
  8. VTIをNISAで買う戦略:最適な運用設計
  9. 実践ガイド:VTI/楽天VTIを始める方法

結論:VTIだけでいい?向いている人・向かない人の最短回答

結論から言うと、「資産形成(老後資金・教育費など)を長期で積み上げたい人」ならVTIだけでも合理的です。

理由は、米国株式市場のほぼ全体に低コストで分散でき、余計な売買や銘柄選びのミスを減らせるからです。

一方で「VTIだけ」が向かない人もいます。

代表例は
①円で使う予定が近いのに為替変動に耐えられない人
②米国以外も含めた世界分散を最初から徹底したい人
③短期で大きく増やしたい・配当生活を急ぎたい人
です。

つまりVTI一本化は“正解になりやすいが万能ではない”という位置づけで、あなたの目的と時間軸が合うかがすべてです。

VTI(バンガード・トータル・ストック・マーケットETF)の対象:全米株式市場を“全体”で買う

VTIは、米国の株式市場全体(大型株から中小型株まで)にまとめて投資できるETFです。

個別株のように「どの企業が勝つか」を当てにいくのではなく、「米国株式市場そのものの成長」を取りにいく設計になっています。

そのため、S&P500のような大型株中心の指数よりも対象が広く、銘柄数も多いのが特徴です。

投資家側の感覚としては「米国の上場企業をまるごと保有する」イメージに近く、一本で分散が効きやすいのが“VTIだけでいい”論の土台になります。

資産形成の基本:長期・積立・分散投資にVTIがハマる理由

資産形成で重要なのは、当て物を避けて「続けられる仕組み」を作ることです。

VTIは
①市場全体に分散
②コストが低い
③長期で米国の成長を取り込みやすい
という3点で、長期・積立・分散の王道に噛み合います。

特に積立では、相場が下がった局面でも淡々と買い続けることが成果に直結します。

商品がシンプルだと、ニュースに振り回されて売買しにくくなり、結果として“行動ミス”を減らせます。

この「続けやすさ」こそ、VTI一本化の最大の強みです。

「おすすめ」「おすすめしない」を分ける3条件

VTIだけをおすすめできるかは、次の3条件でほぼ決まります。

1つ目は目的で、老後資金などの“資産形成”なら相性が良い一方、短期で増やす目的には不向きです。

2つ目は資金で、生活防衛資金が薄い状態で株式100%に寄せると、下落時でも売らざるを得なくなる場合もあります。

3つ目は時間で、10年以上の運用期間を確保できるほど、VTIのような株式インデックスの強みが出やすいです。

逆に、数年以内に使うお金なら、VTI“だけ”はブレが大きすぎる可能性があります。

VTIのメリット:インデックス・ファンドとして強い理由

VTIのメリットは「分散」「低コスト」「運用のシンプルさ」に集約されます。

インデックス投資は、派手さはない一方で、長期では“余計なことをしない”ほど勝ちやすい構造があります。

VTIはその構造を体現しており、米国株の成長を広く取り込みつつ、個別株の倒産やセクター偏りの影響を薄められます。

またETFとしての透明性(価格がリアルタイムで見える、保有銘柄が明確)も、初心者が理解しやすいポイントです。

ここでは、VTIが「インデックスとして強い」理由を分解して確認します。

超分散:大型株・小型株まで網羅し、銘柄選択の悩みを減らす

VTIは大型株だけでなく、中型株・小型株まで含めて保有します。

そのため「S&P500だけだと小型株の成長を取り逃すのでは」という不安を減らしやすい設計です。

分散の本質は、当たり外れを減らして“市場平均”に近づけることです。

個別株だと、決算・不祥事・競争環境で大きくブレますが、VTIは市場全体の集合体なので、1社の失敗が致命傷になりにくいです。

結果として、投資判断のストレスが減り、積立を継続しやすくなります。

低コスト構造:手数料・信託報酬の違いと長期的インパクト

インデックス投資では、コストは確実に効いてきます。

なぜなら、リターンは将来不確実でも、手数料はほぼ確実に差し引かれるからです。

VTIは低コストで知られ、長期保有ほど「コスト差が複利で効く」構造になります。

ただし日本の投資家は、ETFの売買手数料、為替手数料、投資信託なら信託報酬など、商品以外のコストも合算して考える必要があります。

“VTIが低コスト”という一点だけで決めず、あなたの買い方で総コストがどうなるかを確認するのが重要です。

米国の成長に連動:マーケットと企業利益に乗る投資の考え方

VTIは米国企業の利益成長と株式市場の拡大に連動しやすい商品です。

米国は世界的な巨大企業が多く、イノベーションや資本市場の厚みが強みとされてきました。

もちろん将来も同じとは限りませんが、「どの企業が勝つか」ではなく「米国市場全体の成長」に賭けるのがVTIの思想です。

この考え方は、投資判断をシンプルにし、ニュースで心が揺れても“市場に居続ける”助けになります。

長期投資で最も難しいのは、商品選びよりも継続なので、思想がシンプルなこと自体がメリットです。

ETFの強み:株価・チャート・推移が分かりやすく、取引の自由度が高い

ETFであるVTIは、株式と同じように市場が開いている時間に売買できます。

そのため、価格(株価)やチャートの推移がリアルタイムで見え、投資信託よりも値動きの理解が直感的です。

また、指値注文で「この価格なら買う」と決められるなど、取引の自由度も高いです。

一方で自由度が高いほど、頻繁に売買してしまう誘惑も増えます。

VTIの強みを活かすなら、短期売買ではなく、ルールを決めた長期運用に落とし込むのが前提になります。

VTIの年率リターンと利回り:過去10年・20年で何が起きた?

「VTIの利回りは何%?」という疑問は自然ですが、数字は切り取り方で印象が変わります。

見るべきは
①配当(分配金)込みのトータルリターン
②期間(10年か20年か)
③どの通貨で見ているか(円換算かドル建てか)
です。

株式は年によって大きく上下し、良い年だけを見ても意味がありません。

VTIは長期で強かった局面が多い一方、下落局面ではしっかり下がります。

ここでは“期待しすぎないための見方”を中心に整理します。

年率リターンの見方:配当金(分配金)込みで確認するポイント

VTIのリターンを見るときは、値上がり益だけでなく分配金を再投資した前提の「トータルリターン」を確認するのが基本です。

分配金は受け取って終わりではなく、再投資することで複利効果が出ます。

また、日本の投資家は円換算の成績が体感に近いですが、円換算は為替の影響が混ざります。

「VTI自体の成績(ドル建て)」と「円で見た成績(為替込み)」を分けて理解すると、下落時に原因を誤解しにくくなります。

数字を見るときは、期間と通貨と配当込みかどうか、この3点をセットで確認してください。

過去10年の推移:上昇局面と下落局面の値動き

過去10年のような期間で見ると、VTIは上昇トレンドが目立つ局面があり、「やはりVTIだけでいい」と感じやすくなります。

ただし、その途中には急落局面もあり、短期間で大きく下がることは普通に起こります。

理解すべきポイントは、下落が“例外”ではなく“定期的に起きるイベント”だということです。

積立投資では、下落局面は安く買える期間でもありますが、心理的には最もやめたくなる時期です。

VTI一本化を成功させる鍵は、上昇局面の気持ちよさではなく、下落局面でルールを守れるかにあります。

過去20年のリターン:長期で報われやすい一方、変動は消えない

20年のように長期で見ると、株式は回復と成長を繰り返し、結果としてプラスに収束しやすい傾向があります。

この「時間がリスクをならす」性質が、長期投資が推奨される理由です。

ただし、長期なら必ず右肩上がりで安心、という意味ではありません。

途中の下落幅が大きいと、生活資金が必要になったタイミングで取り崩すことになり、損失が確定するリスクがあります。

だからこそ、VTIだけで運用するなら、生活防衛資金の確保と、使う時期が近いお金を混ぜない設計が重要です。

今後の期待値:米国株の影響要因と不確実性

今後のVTIの期待値は、米国経済の成長だけでなく、金利・インフレ・企業利益率・株価の割高割安など複数要因で変わります。

金利が高い局面では株式の評価が下がりやすく、逆に利下げ局面では追い風になりやすい、という大枠の関係があります。

ただし、これらを正確に予測するのはプロでも難しく、個人が当てにいくと売買が増えがちです。

VTIの強みは予測ではなく、予測不能な世界で“市場平均を取りにいく”ことにあります。

不確実性を前提に、積立と分散で耐える設計にするのが現実的です。

唯一の落とし穴:VTI“だけ”のリスクを分解

VTI一本化の落とし穴は、「商品が悪い」のではなく「VTIだけにすると見えにくいリスクがある」点です。

特に日本在住の投資家にとって大きいのは為替です。

さらに、VTIは全米であって全世界ではないため、地域集中の問題も残ります。

そしてもう一つが生活設計で、株式100%に近い形で積み上げると、必要な時期に下落が重なるリスクがあります。

ここを理解しておけば、VTIだけでも“事故りにくい運用”に近づけます。

最大の盲点は為替:円安/円高が資産と運用成績に与える影響

日本の投資家がVTIを買うと、実質的に「米国株+米ドル」を持つことになります。

円安になれば円換算の資産は増えやすく、円高になれば円換算の資産は減りやすいです。

つまり、VTIが上がっていても円高で相殺されることがあり、逆にVTIが横ばいでも円安で増えることもあります。

この為替要因は、投資の実感を大きく左右し、下落時のメンタルにも影響します。

対策としては、長期で積立して購入単価をならす、円で使う予定が近い資金は別管理にする、必要なら一部を円資産(現金・債券等)に寄せる、などが現実的です。

地域集中リスク:全米=世界分散ではない

VTIは米国市場に広く分散しますが、地域は米国に集中します。

「米国が強いから大丈夫」と考えるのは自然ですが、将来も米国が常に最強とは限りません。

世界分散を重視するなら、全世界株(例:VT)という選択肢が比較対象になります。

VTIは“米国の中で分散”、VTは“世界に分散”という違いで、どちらが正しいというより、リスクの置き方が違います。

米国に賭ける覚悟があるならVTI一本化はシンプルですが、地域分散を最初から徹底したい人はVTや先進国・新興国を含む設計も検討余地があります。

項目VTI(全米)VT(全世界)
分散の範囲米国の市場全体世界の株式市場
地域集中高い(米国に集中)相対的に低い
考え方米国の成長を取りにいくどの国が勝つかを分散で吸収
向く人米国中心でシンプルにしたい最初から世界分散を徹底したい

配当金生活の誤解:「Vti 配当金 いくら?」より先に考えるべきこと

「VTIの配当金はいくら?」はよくある質問ですが、配当金生活を目的にするなら、金額の前に“設計”が必要です。

分配金は相場や企業利益で変動し、一定ではありません。

さらに、課税口座で受け取ると税金で目減りし、再投資の複利も弱まります。

配当を生活費にするには、必要生活費から逆算して、必要元本・想定利回り・税引後キャッシュフローを見積もる必要があります。

資産形成期は、分配金を受け取るより再投資で増やす方が合理的なケースが多いです。

「配当金が出るから安心」ではなく、「必要な現金は別で確保し、投資は成長に回す」という役割分担が失敗を減らします。

必要資金の目安:毎月いくら積立すれば将来いくらに届く?

VTIだけでいいかを判断するうえで、最も現実的なのは資金計画です。

例えば「毎月いくら積み立てれば、20年後にいくらになるか」をざっくり把握すると、過度な期待や不安が減ります。

重要なのは、年率リターンを高く見積もりすぎないことと、途中の下落を織り込むことです。

また、投資に回す前に生活防衛資金(数か月〜1年分など)を確保しておくと、暴落時に売らずに済みます。

VTI一本化はシンプルですが、シンプルだからこそ「積立額×期間×継続」が成果のほぼすべてになります。

「楽天VTIはやめとけ」と言われる理由と、本当のメリット/デメリット

「楽天VTI やめとけ」という意見は、楽天VTIが悪いというより、期待値のズレから生まれがちです。

楽天VTIはVTIに連動を目指す投資信託で、円で買えて積立しやすい一方、ETFそのものとはコスト構造や取引の仕組みが違います。

また、投資信託は基準価額が1日1回で、ETFのようなリアルタイム売買はできません。

この違いを理解せずに「本家VTIと同じ感覚」で使うと、不満が出やすくなります。
ここでは、やめとけと言われる典型理由と、逆に楽天VTIが向く人を整理します。

楽天VTI(投資信託)とVTI(ETF)の違い:連動、コスト、取引方法

楽天VTIは投資信託で、VTI(米国上場ETF)を実質的な投資対象として連動を目指します。

投資信託は100円など少額から積立でき、円で自動積立が可能です。

一方、VTI(ETF)は株式と同様に取引時間中に売買し、指値・成行など注文方法を選べます。

コスト面では、ETFは信託報酬が低い一方で売買手数料や為替コストがかかり、投信は信託報酬が上乗せされる代わりに積立の手軽さがあります。

どちらが得かは、金額・頻度・証券会社の手数料体系で変わるため、あなたの運用スタイルで比較するのが正解です。

比較項目VTI(ETF)楽天VTI(投資信託)
購入通貨米ドルが基本
積立の自動化工夫が必要(証券会社次第)得意(毎月自動)
価格の更新リアルタイム1日1回(基準価額)
主なコスト売買手数料・為替コスト・経費率信託報酬・為替影響
向く人取引に慣れ、コスト最適化したい初心者・忙しい人・少額積立

『楽天vti やめとけ』の典型パターン:期待値のズレ

やめとけと言われる典型は、まず「本家VTIよりコストが高いのでは?」という不満です。

投資信託は運用管理費用が上乗せされるため、ETFの経費率だけを見て比較すると割高に見えます。

次に、為替の影響を理解していないケースです。

円で買えるからといって為替リスクが消えるわけではなく、実質は米ドル資産なので円高局面で基準価額が伸びにくいことがあります。

さらに税制面では、NISAか課税口座かで体感が変わります。

これらを理解したうえで選べば、楽天VTIは“やめとけ”ではなく、十分に合理的な選択肢になり得ます。

楽天証券での使いどころ:楽天ポイント/クレカ積立/少額の強み

楽天VTIの強みは、楽天証券の仕組みと相性が良い点にあります。

代表的なのは、ポイント投資やクレカ積立などで、少額から自動で積み上げやすいことです。

投資で最も難しいのは「続けること」なので、生活動線の中で自動化できるメリットは大きいです。

また、ETFのように買付タイミングや為替両替の手間を毎回考えなくてよいのも、忙しい人には価値があります。

コストを極限まで削るより、継続率を上げる方が結果的に資産が増える人も多いので、楽天VTIは“継続のための道具”として評価できます。

VTI ETF vs 投資信託:どっちがいい?

VTIに投資する方法は大きく2つで
①VTI(ETF)を直接買う
②VTI連動の投資信託(例:楽天VTI)を買う
です。

どちらが良いかは、リターンの優劣というより「運用のしやすさ」と「総コスト」と「税金の扱い」で決まります。

ETFは自由度が高い反面、為替や注文の手間が増えます。

投資信託は自動化しやすい反面、信託報酬などのコストが上乗せされます。

あなたが続けられる形が最重要なので、ここでは実務面の違いを具体的に整理します。

ETFの買付/注文方法:指値・成行、約定時間、売買コストの考え方

ETFのVTIは、米国市場の取引時間に合わせて売買します。

注文方法は成行・指値が基本で、価格をコントロールできるのが利点です。

一方で、売買手数料やスプレッド(実質的な売買コスト)、そして円→ドルの為替コストが発生します。

長期投資では頻繁に売買しないため、売買手数料の影響は抑えられますが、積立のたびに両替する運用だと手間が増えます。

ETFを選ぶなら「買う頻度を決める」「為替コストが低い方法を選ぶ」など、運用ルールを先に作ると迷いが減ります。

投資信託の積立:毎月の自動つみたて、少額、管理の手軽さ

投資信託の最大の強みは、自動積立が簡単で、少額から継続できることです。

毎月の積立日と金額を決めれば、相場を見なくても買い続けられます。

これは、下落局面で買うのが怖くなる人にとって非常に大きなメリットです。

また、円で完結するため、両替の手間やタイミングの悩みが減ります。

一方で、信託報酬などのコストはETFより高くなりやすいので、「手軽さにいくら払うか」という視点で納得して選ぶのが良いです。

税金と分配金の扱い:NISA枠との相性と課税口座の注意点

税金は、NISAを使えるかどうかで体感が大きく変わります。

NISA枠なら売却益や分配金に対する国内課税が非課税になるため、長期投資の効率が上がります。

一方、課税口座では売却益・分配金に課税され、複利の伸びが鈍りやすいです。

また、米国資産には米国側の課税が関係する場面もあり、分配金を受け取る設計は税引後の手取りで考える必要があります。

結論として、VTI“だけ”でいくなら、まずNISA枠を優先して埋めるのが基本戦略になります。

結局どっち?初心者/忙しい人/こだわり派の選択

Q:投資が初めてで、相場を見る時間もない。
A:投資信託(楽天VTIなど)の自動積立が現実的です。

Q:コストを最適化したい、注文や為替も理解できる。
A:VTI(ETF)を直接買う選択が向きます。

Q:結局「VTIだけでいい」を最優先したい。
A:どちらでも“中身は全米株”に寄せられますが、継続できる仕組みの方を選ぶのが正解です。

商品選びで悩み続けるより、積立額と継続年数を最大化する方が成果に直結します。

VTIとS&P500を比較:構成・リターン・リスクの違い

VTIとS&P500(代表例:VOOなど)は、どちらも米国株インデックスとして人気ですが、同じではありません。

最大の違いは、S&P500が大型株中心であるのに対し、VTIは小型株まで含む“全米”である点です。

ただし、米国市場は大型株の比率が大きいため、実際の値動きは似る局面も多いです。

だからこそ、違いを誇張しすぎず、「自分の目的に対してどちらがシンプルか」で選ぶのが合理的です。

ここでは構成・リターン・リスクの観点で整理します。

構成の違い:S&P500は大型株中心、VTIは全米

S&P500は米国の代表的な大型株約500社で構成され、米国経済の中心企業に集中しやすい指数です。

一方VTIは、より広い銘柄群を含み、小型株の成長も取り込みます。

この違いは「どこまで分散したいか」の違いでもあります。

大型株中心の方が分かりやすいと感じる人もいれば、最初から全体を持ちたい人もいます。

“VTIだけでいい”は、構成面では「米国株の中で完結させるなら最も広い部類」という意味で納得感が出やすい選択です。

リターンの違い:局面で勝ち負けが変わる

リターンは局面で変わります。

大型株が強い相場ではS&P500が優位になりやすく、小型株が伸びる局面ではVTIが相対的に有利になりやすい、という大枠があります。

ただし、長期で見ると両者の差は縮まりやすく、「どちらを選んだか」より「途中でやめなかったか」の方が影響が大きいことも多いです。

比較するなら、直近数年だけでなく10年・20年のように長い期間で、下落局面も含めて見てください。

短期のランキングで選ぶと、相場が変わった瞬間に迷いが再発しやすくなります。

リスクの違い:値動き・下落耐性・分散の考え方

リスク(値動きの大きさ)は、一般に株式比率が高いほど大きくなります。

VTIとS&P500はいずれも米国株100%なので、どちらも下落局面ではしっかり下がります。

違いが出るとすれば、VTIは小型株も含むため、局面によっては値動きがやや大きく感じることがあります。

ただし、分散の観点ではVTIの方が銘柄範囲が広く、1社・1業種への依存は薄まります。

結局のところ、最大のリスクは商品差より「下落時に売ってしまう行動」なので、耐えられる設計(現金比率・積立額)を優先すべきです。

ランキングや人気に流されない:目的別おすすめ

人気ランキングは参考になりますが、あなたの目的と一致しないと意味がありません。

資産形成が目的なら、VTIやS&P500のような低コストの株式インデックスを、NISAで長期積立するのが王道です。

配当重視が目的なら、VTIの分配金だけで生活する設計はハードルが高く、別の配当戦略や取り崩し戦略も含めて考える必要があります。

「VTIだけでいい」は資産形成の文脈で強い言葉であり、配当生活や短期で増やす文脈では誤解が生まれやすいです。

目的を固定すると、商品選びの迷いが減り、継続しやすくなります。

比較項目VTIS&P500(例:VOO)
投資範囲全米(大型〜小型)米国大型株中心
値動きの傾向局面により小型株の影響大型株主導になりやすい
向く目的米国株を広く1本で持ちたい米国の代表企業に絞って持ちたい
迷いにくさ「全体を買う」思想でシンプル知名度が高く分かりやすい

VTIをNISAで買う戦略:最適な運用設計

VTIを買うなら、税制メリットの大きいNISAを優先するのが基本です。

NISAでは非課税で運用できる枠があり、長期投資ほど効果が大きくなります。

“VTIだけでいい”を実行する場合でも、NISA枠の使い方、積立の設計、出口(取り崩し)の考え方がセットで必要です。

買うこと自体は簡単でも、続け方と終わり方を決めていないと、相場の変動でブレやすくなります。

ここでは、NISAでVTIを使うときの優先順位を整理します。

NISAで何を優先?成長投資枠/つみたて枠とVTIの相性

NISAでは、枠の性質に合わせて商品を置くのが基本です。

自動積立で淡々と買うなら、つみたて枠に投資信託(楽天VTIなど)を置く設計が分かりやすいです。

一方、成長投資枠ではETFを含めて柔軟に買えるため、VTI(ETF)を直接買う選択とも相性があります。

ただし、制度の細かな対象商品やルールは変更され得るため、実際に買う前に証券会社の対象商品一覧で確認してください。

優先順位としては、まず非課税枠を埋めること、次に継続できる買い方にすることが重要です。

毎月の積立設計:いくら・いつ・どの口座で

積立設計は「金額」「タイミング」「口座」の3点を固定すると強くなります。

金額は、家計から無理なく出せて、相場が下がっても継続できる水準にします。

タイミングは、給料日後など資金移動が少ない日に固定すると、積立が途切れにくいです。

口座は、楽天証券ならポイント・クレカ積立など、あなたが続けやすい導線で選びます。

最適解は人によって違いますが、共通して言えるのは「迷いが少ない仕組みほど勝ちやすい」ということです。

出口戦略:取り崩し、分配金再投資、老後の資産形成の考え方

VTIだけで運用するなら、出口戦略は早めにイメージしておくべきです。

老後資金なら、分配金で生活するより、必要額を定期的に取り崩す方が設計しやすいことが多いです。

分配金は変動するため、生活費を固定したい人には不向きになりやすいからです。

資産形成期は分配金を再投資して複利を最大化し、引退後に取り崩しへ移行する、という流れが一般的です。

出口を決めておくと、暴落時にも「売るべきかどうか」の判断が目的ベースになり、感情で動きにくくなります。

実践ガイド:VTI/楽天VTIを始める方法

最後に、実際に始める手順を“迷いにくい形”でまとめます。

VTI(ETF)を買う場合と、楽天VTIなど投資信託で積立する場合で、操作や注意点が少し変わります。

ただ、共通して大事なのは「口座開設→入金→商品選択→積立設定(または買付)→コスト確認」の順で進めることです。

最初に複雑な最適化をしすぎると手が止まりやすいので、まずは小さく始めて、慣れたら改善するのが現実的です。

ここでは、最低限つまずきやすいポイントを押さえます。

口座開設〜本人確認:必要なもの、無料でできる手続き

ネット証券の口座開設は基本的に無料で、スマホで完結することが多いです。

必要なものは、本人確認書類(マイナンバーカード等)と、銀行口座情報、メールアドレスなどが一般的です。

本人確認はオンラインで撮影して提出する方式が主流で、郵送より早い傾向があります。

ここで重要なのは、NISA口座を同時に申し込むかどうかを決めることです。

“VTIだけでいい”を長期でやるなら、最初からNISAを前提に設計した方が、後から移し替える手間が減ります。

買付手順:アプリ操作、注文、積立設定、取引時間の注意

VTI(ETF)を買う場合は、米国株取引の画面で銘柄コード「VTI」を検索し、成行または指値で注文します。

米国市場の取引時間に注意が必要で、注文がいつ約定するかを理解しておくと不安が減ります。

投資信託(楽天VTIなど)なら、商品ページから積立設定に進み、毎月の金額と引落方法を決めれば自動化できます。

初心者は、まず投資信託で積立の習慣を作り、慣れてからETFに移行するのも現実的です。

どちらでも、最初は少額でテストし、入金・約定・保有の流れを一度経験するとスムーズになります。

コスト最適化:手数料・信託報酬・為替コストを下げるコツ

コスト最適化は、やりすぎると継続の邪魔になりますが、押さえるべきポイントはあります。

ETFなら、売買手数料が安い証券会社を選ぶ、売買回数を増やしすぎない、為替コストの低い両替方法を使う、などが基本です。

投資信託なら、信託報酬が低い類似商品がないか比較しつつ、ポイント還元やクレカ積立など“実質コスト”も含めて判断します。

ただし最重要は、コストを0.01%削ることより、積立をやめないことです。

あなたがストレスなく続けられる範囲で、無理なくコストを下げるのが最適解になります。



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※投資は自己責任でお願いいたします。
本記事の情報を参考にして発生したいかなる損失・損害について、筆者は一切の責任を負いかねますので、ご了承ください。

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